2010年02月20日

SOHOビジネスで独立するなら

100%の確率で「いまの自分ならSOHOビジネスで独立しても大丈夫」ということはないにしても、

できる限りの準備をしてから独立を実行することが望ましい。

この準備期間には、事業計画の作成から必要資金の算定まで

SOHOビジネスはリスクが小さいとはいうものの、

やるべきことはたくさんあるが、漠然としたイメージしかないまま、

行き当たりばったりで脱サラをする人は意外と多いものである。

会社を辞めて独立をするタイミングというのは難しいもので、

その人の年齢や実力によっても個人差がある。

事業相談でよくあるのは、自分で考案した新ビジネスを実行して

すぐに軌道に乗せられるという思い込みが強いケースである。

もちろん予測できない部分に対して、ポジティブな気持ちでチャレンジするのは

悪いことではないが、単純な見通しの甘さに気が付かずに独立することは自殺行為に近い。

世の中にまだ無い類の事業をゼロから立ち上げるようなベンチャー事業は、

短くても2~3年は収益の見通しが立たずに赤字の期間が続くが、

その時期の資金繰りや自分の生活費をどのように工面するのかを考えている人は少ない。

初めは自宅の一室を事務所にしてインターネットビジネスを目指すのが

最もリスクを小さく抑え、資金繰りを比較的容易にすると思う。

世界初のベンチャービジネスを立ち上げたいという気持ちはわかるが、

それをすぐに実行して、その事業だけに専念できるのは、

投資家から十分な資金提供を約束されている著名な起業家や、

実家が資産家であるといった特別な人達に限られてくる。

多くの場合には、生活の糧を得ていく必要があるため、

脱サラをしていきなりベンチャービジネスを立ち上げることには無理があるのだ。


肝心なのは、SOHOビジネスとして軌道に乗せるための、

その開発や運営に費やす労力や人件費をどのように捻出するのかという点である。

やはり会社員時代には実現できなかった夢のある事業を目指してこそ、

脱サラをした甲斐があるというものだが、現実の生活をしていくために実収入を稼ぐことと、

夢を追いかけることとのバランス感覚が難しい。

本業として生活費を稼ぐ道筋がしっかり築かれていてこそ、

その余力で夢のある事業を手掛けることもできるのだ。

それでも幸いなことに、近年では起業にも様々な方法があり、

特にネットビジネスでは借金をするほどの資金はかけなくても、

グーグルやアマゾンが提供している無料や安価なツールを利用することでも

全国的に注目されるようなサイトを立ち上げることが可能になっている。

しかし生活費のためだけに、地味で面白味の無い仕事に従事するというのも

独立の醍醐味に欠ける。

限られた人員と時間で高収益を得ていくには、

手当たり次第に仕事を請けていけばよいというわけではなく、

秀逸なビジョンと収益モデルに基づいたビジネスを展開していく必要があるが、

ネットビジネスという形態、つまり、小さな事務所(初めは自宅の一室でも十分)に

パソコン、プリンターがあれば少人数(もちろん一人だけでも可能)で始められ、

特に何かを製造して在庫を持ち営業に奔走しなくても

ホームページとインターネットマーケティングで利益を出していくビジネスは

最もリスクのない形で始められる。

ネットで稼ぐビジネスに的を絞って考えていきたい。




Posted by 龍馬もえ at 01:48│Comments(0)
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